白黒はっきりつけがたい!カラーとモノクロ、それぞれの魔法。

最近ニュースなどでも耳にする「ナフサ価格の高騰」。

実はこの“ナフサ”は、印刷インクやプラスチックなど、私たちの身近な製品にも関わっている原料なんです。

印刷業界でもインク価格や供給に影響が出ており、改めて「色の力」や「印刷表現」について注目されています。

実は、私たち人間が外の世界から受け取る情報のうち、なんと「およそ8割」が目から入る視覚情報だと言われています。
私たちは無意識のうちに、想像以上に多くを「見た目の色や形」に頼って生きているんですね。

例えば、同じ“トマト”のイラストでも、カラー印刷とモノクロ印刷では受ける印象が大きく変わります。

カラー印刷では、赤の鮮やかさや瑞々しさが伝わり、「美味しそう!」「新鮮そう!」という直感的な印象に。
スーパーのチラシや飲食店のメニューでカラーが多く使われるのは、色が感情や食欲に直接働きかけるからなんです。

もしこれが、大好きなイチゴのスイーツの写真なのに、印刷の影響で「青色」や「灰色」に見えてしまったら……なんだか美味しくなさそうに感じてしまうはず。それほど「色」の持つパワーは大きいんです。

一方、モノクロ印刷では色の情報がなくなる分、形・陰影・構図がより際立ちます。シンプルで落ち着いた雰囲気や、高級感、レトロ感を演出できるのもモノクロならではの魅力です。

「コストがかかるからモノクロでいいや」とか、「とりあえず目立つからカラーにしよう」という単純な話ではなく、カラーにはカラーの良さがあり、モノクロにはモノクロの良さがそれぞれにあります。

つまり印刷は、ただ「色を付ける」だけではなく、“どう伝えたいか”によってその表現を使い分けているんですね。

同じイラストでも、表現方法(色)が変わるだけで見え方や感じ方は大きく変化します。普段何気なく見ているポストカードやパンフレットも、「なぜこの色なのかな?」「なぜモノクロなのかな?」と少し視点を変えて見てみると、印刷やデザインの面白さに気づくことができ、いつもの景色が今までとは少し違って見えてくるかもしれませんね。

 

デザイン部 93

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