マーケティングのお話 その21

今回は「原価と付加価値」についてのお話です。

さて2022年が始まりましたが、早速今年は印刷業界において今まで以上に厳しい年になりそうです。昨年12月より各メディアで報じられていますが、我々印刷業において原価の大部分をしめる「紙」が大きく値上げになります。3年前にも値上げはあったのですが、今回の値上げは質が異なります。

前回は原料高騰等が主な原因でしたが、今回の大きな原因は紙の需要減少です。(もちろん原料高騰も含まれていますが)

そしてデジタル分野が進歩する昨今、これはこの先改善されることのない大きな原因となります。

この状況を我々営業はお客様へきちんと説明してご納得頂かなくてはならないことですが、値上げのお話というのはなかなか難しいものです。

そしてこの需要減少という状況は、印刷業界には明るくない未来しか残されていないかも、、、しれません。

しかし、私はまだ希望があると考えています。

遅いかもしれませんが「お客様が望む事を印刷物で実現できる提案営業」への切り替えです。つまり付加価値作りが重要だと考えています。

そのためには、お客様の環境や他業種・業界の知識、最新IT技術の知識やアイデア、コラボレーション、個人のマインドセットやスキルチェンジ、様々なことが必要です。

大変な事ではありますが、私は営業として成長するためにも挑戦していきます。

きっとその先には原価の影響に左右されない、お客様にも喜んでもらえるビジネスがあると信じています。

ではでは。

 

営業部 高林

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