~的な、~みたいな、という「ぼかし語」


表題の言葉が言われるようになったのは、文化庁が調査を始めた1995年あたりだそうです。そしてその頻度はその頃よりさらに若い世代に増えているそうです。

文化庁では「その場の雰囲気を壊さないように断定することを避ける風潮」から生まれたのではないかと、伝えています。それは、「相手の感情を害さない」という、“思いやり”ともとれますし、また、自分がその場の雰囲気を壊す原因になりたくない、責任を取りたくないという、保身や逃避の傾向が見え隠れします。また、このような言葉以外でも、最近は政治家の方などが「全力を挙げて前向きに取り組みたい」とか、「このようなことの無いように対処していきます」などと、“ぼかした”言葉をお使いになっております。

ぜひ、未来の社会には「ぼかし語」が少なくなっていることを望んでおります。

デザイン部/Sirohi

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