玄米四合
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ嗔ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト~
先日ラジオである詩人が宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を朗読するのを聴いていましたら、「玄米四合」をげんまい「よん」ごうと
読んでいました。
これは、げんまい「し」ごうではなかったかと気になったので、調べてみました。
漢字「四」の読みは、常用漢字表によると
シ:四角・四季 よ:四人・四日 よつ:四つ角
よっつ:四つ よんかい:四回 となっています。
四合という容積の古典的読み方は「シゴウ」。「四十七士」
「四書五経」「四十九日法要」と同じ読み方になります。
宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の「玄米四合」も
「玄米シゴウ」。
「四斗樽」の読み方は、一般には「よんとだる」。これを昔は「しとだる」と呼んだかは不明です。「しと=尿」なので、これを忌んだのかもしれません。
デザイン部 中里
2023年12月13日|ニュース