いろ色々あります!
人類が地球に誕生したのが約1億年から7千万年前!
そのはるか昔約2億3千万年前から約6600万年前まで繁栄していたのが恐竜なんです。しかしその恐竜達は地球上から忽然と姿を消し、未だ様々なナゾを残しています。
そのナゾの1つが「恐竜はどんな色をしていたのか?」
図鑑等に掲載されている恐竜のほとんどは、発掘された化石から「だいたいこんな色なんだろうなぁ〜」と想像で色をつけていました。現在は化石から色素を採取し、現存していた時の色を特定することができるそうです。私が子どもの頃に恐竜図鑑を見てカッコイイと思っていたあの恐竜。本当はとんでもない彩色なのかもしれません。
色で印象が変わってしまうので、彩色作業は本当にセンスが問われます。
T-REXも本当はこんな色じゃないのかも・・・。
印刷でかかせない色の表現
私達が携わる印刷でも、色は大変重要な役割を担っています。
例えば、優しい雰囲気を出すときは「淡い色合いで」
逆に元気な雰囲気を出すときは「原色を使った色合いで」。
他にも色によって季節を表現することもできます。
寒色系〈青を中心とした色〉は涼しさを演出し夏場を想像させ、
逆に暖色系〈朱色やオレンジを中心とした色〉
暖かみがあり春や冬場などに適しています。
冬の季節に寒色系は寒々しいですものね。
印刷はCMYK!
皆さんが普段目にしている色は光の三原色「RGB」で表現されています。
RED=赤・GREEN=緑・BLUE=青
テレビやパソコン、デジカメなどのディスプレイはこの「RGB」で色が表現されています。
それとは別に印刷では「CMYK」で色を表現しています。
C=Cyan〈シアン〉 M=Magenta〈マゼンタ〉 Y=Yellow〈イエロー〉 K=Key Plate〈黒〉
4色を混ぜて様々な色を表現しています。
皆さんがデジカメなどで見ている色のRGBは光の発光で表現されていますが、印刷はCMYKのインクで表現されているため、画像データなどはRGBからCMYKに色を置き換える作業が必要になってきます。
RGBからCMYKに置き換えると彩度が落ちるため、色を補正する作業はとても繊細で、センスが問われます。
美味しいものは美味しい色に! 健康的な肌は健康的な色に!
様々な作業をへて、印刷物の色は作られています。
何気ないようで、色にはたくさんの情報がつまっています。
年末になり年賀状に追われている方もいるのでは?今年の年賀状は色彩を意識してみてはいかがでしょうか?
思いがけない秀逸な年賀状ができあがるかもしれませんよ!
デザイン部 93
2017年12月5日|豆知識
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