暑いときと寒いときと
8月も終わり9月となりましたが、
まだまだ暑い日が続きそうで少しばかりゲンナリとしている今日この頃です。
工場内は冷房も効いており快適ではありますが、
外に出るたびに蒸し風呂の中に押し込められたような心持ちにさせられます。
そんな暑さを乗り切るためには欠かせないこの冷房器具ですが、
これに頼って快適に過ごせているのは何も作業員だけではないのです。
工場内の印刷機も同じなのです。
印刷機もPCなどと同様に、機械へ熱が溜まりすぎてしまうと故障の原因となってしまいます。
また、セットされたインキも温度の影響を受けてしまいます。
意外と粘度のある印刷用インキですが、温まると、ゆるく、トロトロとした状態になってしまいます。
一晩寝かせたカレーを温めなおす様子を想像してもらうと分かり易いかもしれないですね。
インクが軟らかくなってしまうと、機械内のローラーへ流れ出る量が多くなってしまいます。
すると色味が濃くなってしまったり、汚れが出てしまったりと調整に時間が取られるようになってしまいます。
逆も然りで、冷えた室内ではインキは固まり、色味が出にくくなってしまいます。
良質なパフォーマンスを発揮するためには、人も機械も適温が大切ということですね。