お宝発見
晃南印刷の歴史の中の逸品
あるきっかけで、昔の貴重な物を、実際初めて見て感動しました。
それはオフセット印刷の原点でもある石版印刷機、活版印刷機でした。
目の前にして歴史を感じました。愛情込めて磨いてあげると元の色が出てきて当時の様子が思い浮かぶ様でした。私も晃南印刷に昭和58年に入社し、最初にした仕事が活版印刷機の自動化されたプラテン機の印刷だったので、懐かしい思いでした。
今後会社の何かの役に立てればいいなと思い、又多くの人にも見て貰えればと思います。
石版印刷とは?
主に名刺、ハガキ、賞状、厚紙に対応出来る事から色紙、ダンボール等、クロムペーパーに油墨で手書きした文字や絵を石版(石灰石、大理石)の上に水を張り転写させると、その部分のみインキがつく版になり印刷出来る様になります。
欠点は、石版があまりにも重いうえ1回1回版を変えるたび磨きという作業が必要なので大変との事。
版の今・昔 PS版(感光性のあるアルミ版)
1、フィルム時代・・・一般的な刷版
ネガ版とポジ版があり、フィルムの違いと現像液の違いで別々に刷版されていました
2、デジタル時代・・・CTPプレート方式(CTP→Computer To Plate の略)
レーザー光で直接プレートに焼き付けた状態で出力、現像
3、CTPプレート ・・・無処理版
レーザー光で直接プレートに焼き付けた状態で出力、現像処理が不必要のためそのまま印刷機にかけられます
以上、印刷の原点から現状までの簡単な版の流れを紹介しました。
機材、方式等は新しくなっても気持ちは原点を忘れずに良い製品作りに励みます。
印刷部 小太刀
2018年6月28日|道具