CTPで版ができる仕組み

 

 

 

 

CTP出力担当の上田です。
(CTPとは Computer To Plate の略で、コンピューターから印刷用の板を直接出力する機械)

今回は、印刷用の版ができる仕組みを説明します。

元となるアルミの板には特殊な薬品が塗られています。
その板を機械に巻いて、端からレーザーで図柄を焼き付けます。
1枚あたり約5分で完了します。
今まではこの後に専用の現像機で後処理をしていましたが、
新しく薬品を使わない板が出来たのでこれで完成です。
レーザーが当たった部分のみ固くなり、当たらなかった所は溶けて凸凹が出来ます。
凸の所にインクが乗って印刷されます。
凸部分の高さは、0.001mmになります。
弊社では、1時間に約1万枚(1分間に約166枚、1秒間に約2.7枚)のスピードで
印刷が出来ます。4つ(藍、紅、黄、墨色)の版に、インクが乗ってカラー印刷
されますので、まさしく工芸的芸術の世界になります。

デザイン部/上田哲也

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