大断ち、小断ち

皆さんこんにちは。
商品部の虎次郎です。

毎日が寒さとの戦いですが、この間の雪はすごかったですね。
たまたま間の悪い事に 嫁さんがその日は早番だったのですが、雪で車の運転が出来ないという事で早朝5時に私が車で送って行く事になったのですが、しかし、4輪駆動というのは凄いですね。

4年位前の大雪の時も同じ状況(家の嫁さんは雪女?)だったのですが、その時は前輪駆動で4輪ともスタッドレスだったのですが、やっとこ走っている感じで嫁さんの会社(会社は路地)に辿り着く事も出来ず嫁さんを途中で放置、なんとか家の近くまで戻れたのですがそこから先は車が何としても動かず、そこから家に歩いて帰った苦い記憶があるのですが4輪駆動の4輪スタッドレス(たまたま借りていた代車)は、雪などものともせず普通に走ってくれました。本当に普通に走ってくれたんです。

私自身、4輪駆動は初めてで燃費が悪くなるからと敬遠していたのですが4輪駆動車に対する認識が一新しました。雪道を時速30キロから40キロ位(それ以上は怖くて出せませんでした)で横滑りもせず普通に走ってくれたんです。
今は代車ですが今度車を購入する時は、私も4輪駆動車にしたいと思うくらい感動しました。

前書きが長くなって申し訳ありません。

印刷の知識として前回まで紙の重さ(連量)、そして紙の目(縦目、横目)についてお話しさせて頂きましたが、今回は大断ち、小断ちについてお話しさせて頂きたいと思います。

昔、お侍さんが腰に付けていた大太刀、小太刀とは違いますよ。
印刷物を取り扱う会社の業務として印刷、断裁、製本といった作業があるわけなんですが大断ち、小断ちは、その中の断裁業務になります。

大断ちが印刷の前工程、印刷する機械に合わせて紙を断裁する事。

小断ちが印刷の後工程、その印刷物の規格に合わせて断裁する事。別名商品断ちとも言います。
皆さんは大断ちと小断ち、どちらが難しいと思いますか?
小断ちも、確かに多面付だったり特殊な規格寸法だったりで難しい場合もあるんですが、印刷の是非を決めるのは実は大断ちなんです。

印刷する紙は直角が出ていないと上手く刷れないんです。
紙が菱状態(直角が出ていず菱形になっている)と印刷する時に紙がうまく通らなかったり断裁する時に見当が合わせづらかったりで、それはそれは大変な事になってしまいます。

皆さんは紙を直角に切る事なんて簡単だと思っています?
それがなかなか大変なんですよ。1枚1枚を切るんだったら簡単なんですが、1枚1枚を切っていたのでは仕事になりません。
大体1度に千枚くらいの束を断裁します。

その時にきちんと紙をそろえ直角になるように押さえて断裁するのですが、紙押さえの圧で紙の束がねじれたりするので、菱形にならないようにするには経験に裏付けられたコツが必要になってくるんです。

とにかくこの大断ち、印刷の是非を決める重要な作業なので、皆さんに良い商品をお届けする為に今後もなお一層精進して頑張ります。

商品部 虎次郎

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