四六判(しろくばん)
印刷会社にいると毎日あたりまえに話しているけれど
他業種の方には、なにこれ?という言葉があります。
紙の大きさの規格 “しろくばん”
(”よんろくばん” ではありませんよ)
1尺3寸×9寸(393mm×273mm)で有名でした。
これが、明治維新になって全国的に流通し、
「美濃判」が日本の標準判となり
「四六判」の原点といわれています。
明治時代にイギリスから輸入した「クラウン判」が、
ちょうど「美濃判」の8倍の大きさだったことから重宝され
「大八つ判」と呼ばれて普及しました。
印刷技術が一般化され、「大八つ判」が多くの出版物にも用いられるようになりました。
32分割に断裁すると、ちょうど横4寸×縦6寸(4対6の大きさ)の書物になったことから、
いつしか「大八つ判」が「四六判」と呼ばれるようになったといわれています。
◊ 日英合作での命名となりました ◊
ちなみに四六判はB判より一回りおおきいサイズなので、B判の印刷物に使われます。
最近は、A判が幅を利かせているため出番が少なくなったかもしれませんが、
読書が好きな方は、単行本など四六判の出版物と接する機会が多いかもしれませんね。
ウッ!電子書籍派ですかぁ。
たまには、紙に触れて、紙の香りをかいでみませんか?
エッ?それより、自分で本を出版したい?
それなら、晃南印刷かぬまっこ出版におまかせあれ。
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利益・生産管理室 よしやま
2017年11月8日|豆知識