校正ノートメモ 今日は、秋の土用入り

古代中国には、万物は木・火・土・金・水の五つの元素からなる、
という自然哲学の思想があり、これを五行説といいます。

季節をこの五行説に当てると
春が木、夏が火、秋が金、冬が水となり、土が残ります。
そこで、各季節の末約18日間を土に当てました。
これを土旺用事、略して土用といいます。

各季節の末ということは、
立春・立夏・立秋・立冬の前の期間ということで、
今日は、立冬11月7日の18日前で
土用の始まり=土用入りというわけです。

土用の期間は、土の神様が支配しているので、
柱を立てたり、井戸を掘るなどといった土に関する作業を
避ける習慣があった、ということです。

このように土用は季節ごとにあるのですが、
日本では、夏の土用だけがうなぎとの関連で飛び抜けて目立っていますね。

デザイン部/中里

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