トンボ

10月となり日増しに秋も深まってまいりました。
皆様如何お過ごしでしょうか。
秋の風物詩と言えば「赤とんぼ」ですが、タイトルの「トンボ」は昆虫のとんぼではありません。
印刷・デザインの業界用語である「トンボ」を意味します。

意味としては…
印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印。見当標とも言います。
一般的に天地・左右の中央に付けるものをセンタートンボ、仕上がりサイズの四隅に配置するものを角(かど)トンボと呼び、この他、印刷物の形状に応じて折りトンボなどが用いられる。別名トリムマークとも呼ばれます。
トンボの名はこの形が虫のトンボに似ていることに由来します。

印刷物として日の目を見ることのないこの「トンボ」。でも印刷では一番重要な役割をする「トンボ」。
私もお客様にとっての「トンボ」のような存在になりたいと思いました。

余談ですが、この「トンボ」は昆虫・印刷用語以外にも

  • トンボ(道具)=整地用具、醸造器具、額縁部品、翼状針などの道具。
  • トンボ(魚)=マグロの一種・ビンナガの通称(地方名)の一つ。胸鰭が長く、蜻蛉を思わせることに由来。
  • 頂部(とんぼ)=山の頂上、棒や立ち木などの先。「とんぶ」などともいい、「凸部」などと書く例もある。とんぼ岩は山頂部の岩。

…などがありました。

デザイン部/nori

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