言葉あそび

言葉あそびを三つ。

「子子子子子子子子子子子子」

嵯峨天皇が小野篁(おののたかむら)に「子子子子子子子子子子子子」と書いて、「これが読めるか」と問うたところ、篁はたちどころに「ねこのここねこ ししのここじし(猫の子仔猫、獅子の子仔獅子)」と読んだ。(『宇治拾遺物語』より)

「折句」
一つの文章の中に、別の意味を持つ言葉を織り込む。

からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ

語頭に「かきつはた(カキツバタ)」という花の名を織り込んでいる。(『伊勢物語』より)

「アナグラム」
言葉の綴りの順番を変えて別の語や文を作る。

いろは歌  仮名四十七文字を重複なく使って意味のある歌にしている。

いろはにほへと  色は匂へど
ちりぬるを    散りぬるを
わかよたれそ   我が世誰ぞ
つねならむ    常ならむ
うゐのおくやま  有為の奥山
けふこえて    今日越えて
あさきゆめみし  浅き夢見じ
ゑひもせす    酔ひもせず

デザイン部 中里

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