30年振りの「泣き相撲」

画像提供:鹿沼市観光交流課

秋祭りの季節が到来しました。
コロナ禍になり止む無く中止になっていたお祭りも
再開されつつあります。

鹿沼市樅山町にある生子(いきこ)神社の泣き相撲が
3年振りに9月25日㈰に行われました。

このお祭りは、境内の土俵に地元の氏子がまわし姿の力士に扮し
東西から幼児を抱き土俵に上がります。
抱き上げて「ヨイショ、ヨイショ」と掛け声をかけ、
先に泣いた方を勝ちとする相撲です。
これは「泣く子は育つ」という縁起をかつぎ先に泣いた方が勝ちとされています。

画像提供:鹿沼市観光交流課

普段は静まり返っている神社の境内がこの日は活気に満ちます。
大木に囲まれた石段を上るほど聞える歓声、幼児たちの泣き声から
元氣がもらえる有り難い行事だなと思います。

今年の泣き相撲には我が子が参加して以来30年振りに
私も足を運びました。
孫たちの健やかな成長を願って。

総務部
クロ

<一般社団法人 鹿沼市観光協会HPより>
国選択無形民俗文化財
鹿沼市指定無形民俗文化財

子供の健やかな成長を祈願して開催されている奇習行事、
鹿沼市樅山町の「生子神社の泣き相撲」は、
毎年9月19日(日曜日でない時は次の日曜日)を大祭日と定め実施されます。
生子神社境内の土俵に役員氏子がまわし姿の力士に扮し、
東西から幼児を抱きかかえ土俵に上がります。

そして、掛け声と共に頭上高く3回ほど持ち上げて、元気な泣き声を競います。
これは古来から泣く子は育つとの意味に因んだもの。
最近では氏子一丸となった古式泣相撲講を組織、
広く氏子以外から講員を募っているため、
近隣はもとより首都圏からの参加者も多くなっています。

※来年度の開催日程および参加希望については
鹿沼市観光物産協会(0289‐60-6070)へお問い合わせください。

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