デザイナーに求められるものは!?
Apple Macintosh(アップル マッキントッシュ)、Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)パソコンの進歩によりDTP(デスクトップ・パブリッシング)が急激に進化しました。
背景としてはソフトの進歩により版下作成までの作業工程が容易になったことや、DTPツールが使いやすくなってきていることが大きいと思います。フォント環境やプリンタやスキャナの高性能化等もDTPが普及している要因になっています。
【DTP】は、昔の「デザイン(写真・文字レイアウト)」→「写植(文字)」→「版下」→「色分け(カラー指示)」→「製版」といった作業をパソコン上で行うことで、たった一人の人間が一連の全ての作業をすることが可能になりました。
写真は30年前にデザインした手書きのチラシです。
これをもとに「写植を手配」→「版下作業」→お客様の校正を経て→「色分け」をし、製版部へ作業が移り「製版・レタッチ」→「色校正」→「刷版」→印刷部にて「印刷」→「断裁・梱包」→新聞折り込み手配で「納品」となりました。
ひと昔前は、作業の分担がうまくなされていましたね。(笑)
DTPオペレーターはソフトを用いてレイアウトする仕事。具体的には、印刷物の内容に合わせてフォントを選んだり、行間や字間を調整し読みやすくしたり、イラストや写真を貼り込んだり、印刷に適したデータを作成するといったオペレーション色の強い作業です。
DTPの普及により我々もオペレーター的な仕事が多くなりました。
本来デザイナーとオペレーターは求められるものが違うのです。
オペレーターに求められる能力は
『昨日と同じ作業が正確に繰り返し行える』 ことであって
デザイナーに求められるものは
『昨日と違うものを創り出す』 ことなのです。
デザイナーとオペレーター。
両方兼ね備えているのが我々プリプレス部なのです。
プリプレス部 katsu.
2016年7月22日|働く人達