リーダーにも種類がある

2017年に広澤克実氏の講演を拝聴する機会があり、そのとき学んだことをお伝えさせていただきます。

講演テーマは、「名将に学ぶリーダーシップについて」

組織を勝利へ導くリーダーシップ論 ~名将 野村、長嶋、星野監督に学んだこと~ でした。

 

野村さんから「野球とは何か」、長嶋さんから「プロとしてのモチベーション」、

そして星野さんからは「リーダーとは何か」について学んだといい、

その3人の名将の育成、指導論をテーマにした講演でした。

 

広澤氏は19年間の野球のプロの生活を終えて、野球の評論活動と共に講演活動を行っています。

日本の球界を代表する3人の名監督につかえており、3監督全てにつかえた選手は広澤氏以外いないそうです。

そんな広澤氏だからこそ比較できる、野村監督、長嶋監督、星野監督の3者の特長を戦国武将の

織田信長、徳川家康、豊臣秀吉の3者を例にとってホトトギスを題材とし説明されていました。

◆野村監督は、頭を使ってホトトギスを鳴かす、つまりホトトギスが鳴く環境を整える。

ホトトギスの生態系を知り、ものごとの原理原則を知った上でホトトギスを鳴かせる、との考え方。

◆長嶋監督は、ホトトギスが鳴かないなら、鳴いているホトトギスを連れてくれば良い、との考え方。

◆星野監督は、気合で鳴かすホトトギス、「あきらめない」という言葉がぴったりの考え方。

 

「この3人の共通点は、発想する力・知恵がある。吸収するだけの力では物事は解決できない、

知識は生きるための道具であるが、知識に基づく発想する力が本当に大事である」と、

リーダー論を広澤氏は力説していました。

 

さて、私たちは何ホトトギスなのか、じっくりと考えてみたくなったのは、

私だけではなかったと思います。

 

今回の講演では私自身、リーダー・指導者には、知識と知恵のみならず、

自分から発する力(知恵・アイデア)や、言葉の使い方と指導法が大切であり、

企業経営に通ずるものがあると感心して聞かせて頂きました。

 

総務部 山田

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