紙の【目】!?

この頃めっきり寒くなりましたね。
天気予報でも毎日今年一番の寒さと伝えていますね。
朝起きるのも辛い季節になりましたが、皆さんはどうお過ごしですか?
私は寒さにメッポウ弱いのですが、今日も頑張って仕事の話をさせて頂きます。

今回は紙の【目】についてです。

【目】と言っても紙に【目】が付いている訳ではありません。
日本古来からある和紙には紙の【目】は無いのですが、その他の一般的な紙には紙の【目】が存在します。

それでは紙の【目】とは、いったい何ぞや。
紙を製造する過程で紙の中に繊維の流れ(筋)が出来ます。
それを私たちは【目】と呼んでいます。

私たちが取り扱っているのは平版紙なのですが、長方形をしています。
長方形の長辺に沿って【目】が走っていれば縦目、短辺に沿って【目】走っていれば横目といいます。
ただそれだけの事なんですが、この紙の【目】、印刷や製本をしていく上で大変重要なポイントになります。

たとえば印刷する場合、長方形の短い方を天地、長い方を左右としてセットします。
この場合、紙の進行方向に【目】が走っていた方が刷りやすいわけです。

紙が薄ければ薄いほど、それははっきり表れます。
紙が斜めになってしまったり、紙が詰まってしまったり、かなり刷りづらくなります。
だから印刷断裁のみの物だったら全判紙をそのまま印刷するのであれば横【目】を選定、半切にして印刷するのであれば縦【目】を選定します。

製本加工がある場合は、印刷の事は無視、その加工に合わせて【目】を選定します。
たとえば折加工をする場合、折る方向に【目】が走っていた方が折りやすくなります。
逆【目】だと折りづらかったり、折れたとしても折った所にひび割れが入ってしまったり綺麗な仕上がりにならないからです。
一つの商品を作るうえで【目】の選定は非常に重要になるわけです。

日頃から私たちは、少しでも良い商品をお届けする為に小さな事にも気を付けて頑張っています。

ちなみに縦目、横目の見分け方は一般的に長方形の長辺にラベルがあれば【横目】

長辺にラベルがあるので【横目】

長辺にラベルがあるので【横目】

短辺にラベルがあれば【縦目】なんですが、中にはひねくれたラベルの貼り方をしている物もあるので、一番確実なのはラベルに書いてある寸法を見る事です。

短辺にラベルがあるので【縦目】

短辺にラベルがあるので【縦目】 ちなみに一番上は包みが破けているので使えません…

【目】の走っている方の寸法が後にきます。
たとえばラベルの寸法に「1091×788」と表示してあったら、788の方に【目】が走っている訳ですから横【目】という事になります。

何も無い時の【目】の確認方法は洗面器もしくはタライの様な物を用意し、その中に水を入れ確認したい紙を水の中に浸してみてください、その紙は丸まるわけですが丸まらない方にその紙の【目】は走っています。

商品部:虎次郎