生活でも印刷でも欠かせない「ドブ」

皆さんこんにちは、商品部虎次郎です。
しかし毎日暑いですね。
毎朝シャワーを浴びているのに、毎日体がベタベタです。
お父ちゃんは毎日体をベタベタにしながら頑張っているのに、我が家の愛犬はエアコンの効いた部屋で呑気にしているのかと思うと少々羨ましくもあります。
関東地方は、ずいぶん前に梅雨明け宣言したはずなのに、その後ダラダラと雨が降り続いてみたり、愛媛の方では10日に梅雨明けしたとニュースで言っていたりで、天候も何が何だかわからないような感じですね。
そして、西日本の豪雨もありました。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
毎日ムシムシベタベタで精神衛生上も非常によろしくないのですが、気持ちを切り替えて頑張っていきます。

前回は「トンボ」についてお話をさせて頂きましたが、今回は「ドブ」についてお話をさせて頂こうかと思います。
「ドブ」と言っても町を流れているドブとは違いますよ。
前回「トンボ」は見当を見る印みたいなものとお話しさせて頂いたと思いますが、「ドブ」もそれと同じような感じです。
印刷で出来上がる印刷物は大半が面付されたものです。
「ドブ」はその面付されたものの間に存在します。
もちろん四隅四方が白で「ドブ」を必要としない面付もありますが、デザイン性を重視した印刷物を作る場合、印刷物の四隅四方が白にならない事が多いのです。
その時に「ドブ」が活躍する訳です。形的には漢字の三の字みたいなもので三の字の間が2ミリ間隔で空いているドブを4ミリドブと言い、3ミリ間隔で空いているドブを6ミリドブと言います。
片側2ミリもしくは3ミリの間で文字欠け、白が出ないように調整をしながら断裁していくわけです。
結果的に「ドブ」に沿って断裁した4ミリもしくは6ミリの部分はいらない部分になるのですが、デザイン性の高い印刷物を作っていくためには、そのいらないドブの部分が大変重要な役割を果たしてくれているのです。
少しでも良い物を作っていくために自らを犠牲にする「ドブ」の潔さにロマンを感じませんか?
そんな妄想をいだきながら、今日も頑張って断裁しています。

商品部:虎次郎

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