印刷機の現状

1)給排紙(きゅうはいし)
最近の印刷機は毎時15,000回転以上のスピードで印刷する能力を持ってはいるのですが、せっかくのその印刷スピードを制限してしまうのが何を隠そう【紙(印刷用紙)】なんです。

【紙(印刷用紙)】の種類が増えてしまって、それぞれが独特の【クセ】を持っていて給紙・排紙の調節を難しくしています。

機械の能力も良くなっていますが、それ以上に【紙(印刷用紙)】が多種多彩となってしまっています。
私たちオペレーターも毎日毎日が勉強です。

KOMORI LS440 の真空車

KOMORI LS440 の真空車

2)真空車(しんくうしゃ)
印刷機が10,000回転で回っているということは、印刷された【紙(印刷用紙)】も当然ながら10,000回転のスピードで排出されるわけです。

しかし、そのままの速度で【紙(印刷用紙)】が【デリバリ】に排出されたら極端な言い方をすると【トッチラカッテ】しまい大変なことになります。

そこで、上記のようなトラブルなくすために【真空車】がとても役目を果たしてくれています。

Heidelberg SM74 の真空車

Heidelberg SM74 の真空車

印刷機上で【紙(印刷用紙)】の重要な挙動のほとんどを【エアー】で制御しています。【真空車】も高速で排出される【紙(印刷用紙)】の速度を落として安定した排紙を保つための役割を担っています。

両面印刷の場合、乾いていない印刷面を【真空車】が吸い付けることになります。未乾燥の印刷面に接触してブレーキを掛けることになるので、接触面(箇所)に絵柄(印刷された部分)があると、当然キズが入ってしまいます。

形状を変えたりして【真空車】を作ったり改造したりしていますが、課題はたくさん…。研究を積み重ねて理想の【真空車】を目指しています。

他にも課題はあります。ひとつひとつ解決してより良い製品をお届けいたします。

プレス部/小太刀

デリバリとは:
印刷機で印刷工程が終わり【紙(印刷用紙)】が積み上がっていく排紙部分