口語と文語

個人的なメールや友人への私信、頼みごとなどの書面では、
普段の言葉遣い、そのままの表記でなんら問題ありませんが、
公的に流布される書面や会社での企画書・報告書の類では、
あらたまった表現をするのが礼儀です。

「校正ノートNo.53」で、
口語(話し言葉)から文語(書き言葉)への言い換えの例を
いくつか取り上げました。

「いろんな」は、「色々な」にした方がよい、
「しちゃう」ではまずいから、「してしまう」にする。
「〜的」、例えば「私的」は、「私としては」に変える、
などとありますが、
その中で不用意に用いられてしまうのが、
いわゆる「ら抜き言葉」ではないでしょうか。

「見れる」「出れる」「起きれる」「食べれる」など、
口にしたり、軽いプライベートな文章にはよく見られ、
一般に認知されているような印象をもってしまいますが、
文法的には誤りですので、
ビジネス文書には使わない方が無難でしょう。

デザイン部 中里

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